背景
ある大型木材パネル工場で、単発のラミネートプレス機のメインプレスシリンダーから作動油が過剰に漏れるという事態が発生しました。
この漏れは、プレスの運転上の問題、製品の品質問題、安全や環境に関する問題を引き起こしました。

根本原因
ラムの上下砲金ブッシュは、シリンダーへの過剰な横荷重と高頻度サイクル数によって磨耗していた。
さらにラムやブッシングに激しい傷がついていることも確認された。
ラジアル方向の動きは、ロッドシールの押し出しと過度の変形を引き起こし、継続的な漏れにつながった。

分析と提案
チェスタートンの営業担当者は、シールの故障解析と機器点検に基づき、改修を提案しました。
その改善提案はお客様に受け入れられ、技術図面に従って砲金ブッシングの再加工が行われました。

推奨製品
チェスタートン16K非金属ウェアリングは、優れた物理的特性と高い支持能力を持ち、重い横荷重を支えることができます。
また、潤滑剤を内蔵しているため、嵌合面間の摩擦を低減することができます。
これにより、機器やシールの寿命が延び、プレスシリンダーの動作がスムーズに行えます。(直径430mm）

チェスタートン16Kウェアリングは、2011年春に設置されました。
メインプレスのシリンダーは6年以上故障することなく稼働しており、ラミネートプレスラインに信頼性とスムーズな動作を提供しています。

16Kウェアリングを使うメリット

• 金属同士の傷を防ぐ


• 設置のしやすさ


• 大口径プレスシリンダー（12本）の修理費予算を大幅に削減


• 修理時間の短縮


• 摩擦を低減し、機器の寿命を延ばす